彼岸花


私が子どもだったころから、ずっと秋のお彼岸が近づくと、土手や、道路の隅に、また大きな木の下にその派手で、美しい花を咲かせてきた彼岸花。

私はこの花が好きだった。秋のお彼岸を知らせてくれる花だから。毎年必ず、咲くときを忘れずに咲いていた。

最近、黄色い彼岸花をたくさん見るようになった。家の前の土手には赤と黄色の彼岸花が交互に咲いて、見事な光景である。

今日はお彼岸の入り、でもまだその花を見ていない。これも異常だったこの夏の暑さの為か、9月になってもまだ今日は31度といわれている。

土手に行って、確かめてきた。確かに15㎝~20㎝ぐらいにその丈を伸ばしていっぱいあった。しかし美しい花は一つもまだ開いていなかった。

グローバルウオーミングの影響なのか、何とかいう気象現象の影響なのか…さびしい思いをして帰ってきた。

花の素晴らしさは必ずと言ってよいほど、咲く時期を忘れずに美しい花を咲かせて、私たちを喜ばせてくれる。季節感を一番早く感じることができた。

庭に萩は咲いているが、まだ酔芙蓉の花はつぼみのままだ。ピンクのベゴニアの花や四季咲きのバラが咲いて、オシロイバナがはびこっている。まだ百日紅も咲いている。夏は終わらないのだ。

しかし、朝夕は確かに涼しくなってきた。秋の陽は、釣瓶おとしというが、日没は早まって、一瞬のうちに暗さを増す。

社会情勢も、人の心も、お天気もなかなかわからなくなってきた昨今である。

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