霜月


ドイツでは、11月は1年間で最も嫌な月なのだそうだ。
4時ころには暗くなり、朝は8時ころにならないと明るくならないらしい。暗くて寒い
11月はわびしい、救いのないような月の様である。

しかし、12月になるともっと寒く厳しい冬を迎えるのに、人々は明るくなり、心がうきうきしてくるという。
クリスマスを迎える4週間前から次第に町はクリスマスの買い物客であふれ、活気がみなぎってくるという。

子供たちも、サンタクロースからプレゼントがもらえるようにと、よい子になる。クリスマスの来るのをずっと耐えて待つのであろう。

暗くなるとどうしても寂しさが募る。寒くなればなおさらである。
なんとなく調べてみたことがある。それは自殺者の多い国について。

世界で自殺者が最も多い国はリトアニア。次がロシア、ベラルーシ、カザフスタンと続く。緯度が高く、暗い時期が長い国だ。
何とこの次の5位が日本である。日本より緯度の高い国はまだいっぱいある。だから必ずしも自殺が緯度に関係するかどうかわからないが、日本の5位は意外だった。

6位からガイアナ、ウクライナ、韓国、スリランカ、ハンガリー、ラトビア、スロベニア、セルビア、フィンランド、ベルギー、クロアチア、スイス、フランス、エストニア、ウルグアイと続く。20位までを調べた。

やはりこの20か国を見ても、緯度の高い国が圧倒的に多い。貧困もあるかも知れない。しかし、暗くて寒い時期が長いことが原因しているような気がする。

日本では、11月と言えば、紅葉がきれいで、果物もおいしい、お魚もだんだんおいしくなり、まだそれほどの寒さでもない。地方によっても違うが・・・。
行楽のシーズンである。

日本も北から南に細長い列島であるから、季節感、温度差も大きく違いがある。
また日本海側と太平洋側では日照がだいぶ違う。

日本海側の人が、太平洋側に住むようになって、すごく幸せに感じたという話を聞いたことがある。

やはり、太陽の恵みは人の気持ちを豊かにするものなのだ。常夏の国がよいかというとこれも住んだことがないからわからない。四季がはっきりしている日本は素晴らしいと思う。

11月を迎え、今年はいつになく秋が短く、急に冬の訪れを感じるような寒さである。
外国からは、すでに雪の便りも来る。最近、世界的な規模で、天候が変わってきているような気がする。

家の近くにはそろそろ霜月桜が咲くころとなった。ハナミズキの紅葉がきれいになってきた。やはり日本の秋は何と言っても紅葉が美しい。







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